- 肌のゴワつきやザラつきが気になる
- 毛穴の目立ちやキメの乱れが気になる
- 角質ケアをしたいけれど、刺激が心配
- AHAやBHAを使うと乾燥しやすい
- PHAという成分が気になるけれど、特徴がよく分からない
角質ケアを取り入れたいけれど、刺激や乾燥が気になる人に知ってほしい成分がPHA(ポリヒドロキシ酸)です。

PHAは、AHAと同じく古い角質をケアする成分。グルコノラクトンやラクトビオン酸などが代表的で、保湿性も意識した角質ケア製品に使われているよ!
PHAは、AHAと比べて分子が大きいものが多く、比較的穏やかな角質ケアを目的とした製品に配合されることがあります。
この記事では、PHAの働きや毛穴タイプとの相性、AHA・BHAとの違い、濃度や使用頻度、ほかの美容成分との組み合わせまで詳しく解説します。



PHAは、強い角質ケアよりも肌のうるおいを意識しながらケアしたい人に注目してほしい成分!自分の肌状態に合わせて選んでいこう。
PHAとは?保湿性も特徴の角質ケア成分


PHAは、ポリヒドロキシ酸(Polyhydroxy Acids)の略称で、古い角質をケアする目的でスキンケア製品に配合される成分のグループです。
AHAと同じく水になじみやすい性質を持ち、角質ケアに使われる一方、分子構造の特徴から保湿性も期待される成分として知られています。



PHAはひとつの成分名ではなく、複数の成分を含むグループの名前。代表的なのはグルコノラクトンとラクトビオン酸だよ!
PHAの代表的な成分
- グルコノラクトン:PHAの代表的な成分。角質ケアと保湿の両方を意識した製品に使われる
- ラクトビオン酸:PHAの一種で、水分を保持する性質を持ち、保湿性も特徴とする成分



どちらも角質ケアを目的とした化粧品に使われますが、製品の処方や配合量によって使用感や肌への作用は異なるよ!
PHAの特徴は分子構造と保湿性
- PHAは、分子内に複数の水酸基を持つ成分のグループ
- AHAと比べて分子が大きいものが多い
- 水分を保持する性質があり、保湿性も特徴とされる
- 比較的穏やかな角質ケアを目的とした製品に使われることがある



分子が大きいことや保湿性があることから、AHAより穏やかな使用感を目指した製品に使われることがあるよ。ただし、刺激の感じ方は濃度や処方、肌状態によって変わるので注意してね!
PHAの主な働き
- 角質ケア:古い角質をケアし、肌表面をなめらかに整える
- 保湿:水分を保持する性質があり、肌のうるおいを保つケアに使われる
- キメを整える:古い角質によるゴワつきをケアし、なめらかな肌を目指す
- 肌のコンディションを整える:角質ケアと保湿を組み合わせたスキンケアに取り入れられる
PHAは、角質ケアだけでなく保湿性も特徴とする成分です。
PHAはなぜ穏やかな角質ケアに使われるの?


PHAが比較的穏やかな角質ケアを目的とした製品に使われる理由には、分子構造や肌へのなじみ方が関係しています。
分子が大きく、肌への浸透が比較的ゆっくり
- PHAは、AHAと比べて分子が大きいものが多い
- そのため、角質層への作用が比較的ゆっくりになると考えられている
- 製品によっては、刺激を抑えながら角質ケアを目指す処方に利用される



ただし、分子の大きさだけで刺激の強さが決まるわけではないよ。濃度やpH、ほかの配合成分などによっても肌への影響は変わるの。
水分を保持する性質がある
- PHAは、分子内に複数の水酸基を持つことから、水分を保持する性質がある
- 特にグルコノラクトンやラクトビオン酸は、角質ケアだけでなく保湿性も特徴とする成分
- そのため、角質ケアをしながら肌のうるおいも意識したい人にとって、選択肢のひとつになる



角質ケアというと乾燥が心配になるけれど、PHAは保湿性も特徴のひとつ。ただし、PHAだけで保湿が完結するわけではないので、乳液やクリームも取り入れてね!
PHAとAHA・BHAの違い


角質ケア成分には、PHAのほかにAHAやBHAがあります。
どれも古い角質をケアする目的で使われますが、性質や得意とする肌悩みが異なります。
AHAは肌表面の古い角質ケア
- AHA(アルファヒドロキシ酸)は、水になじみやすい性質を持つ角質ケア成分
- 代表的なものには、グリコール酸や乳酸、マンデル酸などがある
- 肌表面の古い角質をケアする目的で使われ、ゴワつきやキメの乱れが気になる人に選ばれる



AHAは、肌表面のゴワつきや古い角質が気になるときに検討したい成分。PHAと同じく水になじみやすいけれど、分子構造や使い心地には違いがあるよ!
→ AHA完全ガイド
BHAは毛穴の詰まりや皮脂が気になる人に
- BHA(ベータヒドロキシ酸)の代表的な成分はサリチル酸
- サリチル酸はAHAやPHAと比べて油になじみやすい性質を持つ
- 皮脂や角栓による毛穴詰まりが気になる肌の角質ケアに使われる



BHAは、特に皮脂や角栓による詰まり毛穴が気になる人に注目してほしい成分。毛穴の詰まりが気になるなら、PHAだけでなくサリチル酸も候補になるよ!
3つの成分の使い分け
簡単に整理すると、次のような使い分けができます。
- AHA:肌表面のゴワつきや古い角質が気になる人
- BHA:皮脂や角栓による毛穴詰まりが気になる人
- PHA:角質ケアと保湿性の両方を意識したい人



どれが一番優れているということではなく、自分の肌悩みや肌状態に合わせて選ぶことが大切だよ!
PHAが向いている毛穴タイプ


PHAは、角質ケアと保湿を意識したい人に向いている成分です。
ただし、毛穴の種類によって優先したいケアは異なります。
乾燥毛穴:角質ケアと保湿を意識したい人に
- 乾燥によって肌表面のキメが乱れると、毛穴が目立って見えることがある
- PHAは角質ケアだけでなく保湿性も特徴とする成分
- 角質ケアを取り入れながら、肌のうるおいも意識したい人の選択肢になる



ただし、乾燥毛穴の原因が水分不足やバリア機能の低下にある場合は、まず保湿が優先!PHAを使う場合も、肌の状態を見ながら取り入れることが大切だよ。
開き毛穴:肌表面のキメを整えたい場合に
- 肌表面のゴワつきやキメの乱れが気になる場合は、PHAによる角質ケアを検討できる
- ただし、皮脂や角栓が原因の開き毛穴には、BHAなど別の成分が適している場合もある
- 肌のハリ不足が関係する場合は、保湿やエイジングケアも組み合わせたい



開き毛穴といっても原因はひとつではないよ。毛穴の目立ち方や肌状態に合わせて成分を選んでね!
詰まり毛穴・黒ずみ毛穴:優先度は高くない
- PHAにも角質ケアの働きはあるため、肌表面の古い角質を整える目的では選択肢になる
- ただし、皮脂や角栓による毛穴詰まりには、サリチル酸の方が目的に合う場合がある
- 黒ずみの原因が色素沈着や産毛の場合は、別のアプローチが必要



角栓が繰り返しできる場合は、PHAだけにこだわらず、サリチル酸なども検討してみてね!
たるみ毛穴:直接的な改善は期待しにくい
- 頬の毛穴が縦長に見えるたるみ毛穴は、肌のハリや弾力の低下などが関係する
- PHAは角質ケア成分なので、たるみ毛穴そのものに直接働きかける成分ではない



ハリ不足が気になる場合は、ナイアシンアミドやレチノールなど、目的に合った成分を検討してね!
PHAは何%を選べばいい?


PHA配合の化粧品を選ぶとき、気になるのが配合濃度です。
ただし、PHAは成分の種類や製品の処方によって働き方が異なるため、濃度だけで効果や刺激の強さを判断することはできません。
濃度だけでなく成分の種類を確認する
- グルコノラクトンやラクトビオン酸など、どのPHAが配合されているか確認する
- 配合濃度だけでなく、製品全体の処方や使用方法もチェックする
- 角質ケアを目的とするのか、保湿も重視した製品なのかを確認する



PHAは、濃度の数字だけで製品を比較するのが難しい成分。初めて使う場合は、使用方法が分かりやすく、肌状態に合わせて取り入れやすい製品を選んでね!
高濃度なら効果が高いとは限らない
- PHAも、濃度が高ければ必ず肌に合うわけではない
- 濃度やpH、ほかの配合成分によっては、乾燥や刺激が起こる可能性がある



濃度の高さだけで選ばず、自分の肌状態と製品の使用方法を優先することが大切だよ。
PHAの正しい使い方と使用頻度


PHAは比較的穏やかな角質ケアを目的とした製品に使われることがありますが、使い方によっては乾燥や刺激につながることがあります。
初めて使うなら少ない頻度から
- 最初は製品に記載された使用方法を確認する
- 使用頻度を調整できる製品なら、少ない頻度から試す
- 赤みやヒリつき、乾燥がないか肌状態を確認する
- 問題がなければ、製品の説明に従って使用頻度を調整する



毎日使える製品もあるけど、すべての人が毎日使用する必要はないよ。肌の状態に合わせて無理なく取り入れてね!
洗顔後、製品の説明に沿って使用する
- PHAには、化粧水や美容液、クリーム、洗い流すタイプの製品などがある
- 洗い流すタイプは使用時間を守り、洗い流さないタイプは製品に記載された使用量や順番に従う
- 初めて使用する場合は、肌の目立たない部分で少量から試す方法も



ただし、部分使用で問題がなくても、顔全体に使ったときに刺激が起こらないとは限らないからお肌の様子をしっかり見て使ってね。
保湿と紫外線対策を忘れずに
- 角質ケアを取り入れるときは、肌のうるおいを保つことも大切
- PHA自体にも保湿性があるとされているものの、それだけでは不十分
- セラミドやグリセリン、ヒアルロン酸などを配合した保湿アイテムを組み合わせ、肌の状態に合わせて乳液やクリームも取り入れて



日中は日焼け止めを使用する習慣も大切。角質ケアをしているときは、紫外線対策も忘れずに行ってね!
まとめ|PHAは角質ケアと保湿性を意識したい人に


PHAは、グルコノラクトンやラクトビオン酸などを代表とする角質ケア成分のグループです。
AHAと比べて分子が大きいものが多く、保湿性も特徴とすることから、比較的穏やかな角質ケアを目的とした製品に使われています。
- PHAはポリヒドロキシ酸の略称で、複数の角質ケア成分を含むグループ
- 代表的な成分はグルコノラクトンとラクトビオン酸
- AHAと比べて分子が大きいものが多く、保湿性も特徴とする
- 角質ケアと保湿を意識したい人の選択肢になる
- 皮脂や角栓による毛穴詰まりには、サリチル酸の方が目的に合う場合がある
- 濃度だけでなく、成分の種類や製品の処方、使用方法を確認する
- ほかの角質ケア成分やレチノールとの併用は、肌状態を見ながら慎重に
角質ケアは、強い成分を使えばよいというものではありません。
肌の乾燥や刺激にも気を配りながら、自分の毛穴悩みや肌状態に合った成分を選んでいきましょう。
参考資料
- Polyhydroxy acids: an overview(2004)
- Applications of Hydroxy Acids: Classification, Mechanisms, and Photoactivity(2010)
- Polyhydroxy acids and skin barrier function(2010)
- Moisturizing properties of polyhydroxy acids(2019)
- Polyhydroxy acid peel and skin effects(2023)








