この記事では、離乳食の大変さを理解できていなかった筆者が、実際に直面した離乳食の苦労について実体験をもとに記録しています。

正直私は想像力が欠けていて、母親の立場にありながらも、離乳食開始前は周りからどんなにその大変さを聞いても心からは理解できずにいました。
だからこそ、旦那さん達が離乳食の大変さを理解できない気持ちも分かるし、妻・母として離乳食の壮絶な大変さを共有したい気持ちもあります。
離乳食についてインターネットで調べると
といったネガティブワードが多数。
ただでさえ大変で長く続く離乳食期間。こんなネガティブな気持ちで続けるのはできるだけ避けたいところ。
この記事は、決して
といった強いメッセージがあるものではありません。

ただ、お互いの気持ちを理解することで、少しでも離乳食やお互いへの気持ちがポジティブになれたらとまとめました。
夫の主張①離乳食って作って食べさせるだけでは?
今まで当たり前にしていたことを赤ちゃんにするだけ
離乳食は料理を作ってそれを食べさせるだけ。
これまで日常的にしていたことを赤ちゃんにも同じように実施するだけ。
言葉にしたらその通り。

ベースにこの考えがあるからこそ、どんなに大変な話を聞いても心からは理解できずにいました。
そもそも「作るだけ」の段階から大変
離乳食の詳細を知らなかった私は、離乳食がドロドロした柔らかい食べ物ということはなんとなく認識していました。

普通の料理よりよほど作るの簡単そう
実際には
と、大人の料理では考える必要のないことをたくさん考える必要があるのです。

さらに調理方法も普段の料理とは違った工程が必要で、頭も身体もすでに疲労気味‥
「食べさせるだけ」が想像を絶する大変さ

大変大変言うけど、赤ちゃんの口に少量の食事を運ぶだけだよね?
その少量が口に入ってゴクンと飲みこまれるまでに
といった段階が含まれ、「食べさせるだけ」を完了するのに想像もできない苦労があるのです。
やっと食べさせ終わってからが本題、マルチタスクが待っている

1日中離乳食のことしてるって、食べ終わってから洗い物したって次の離乳食まで絶対時間あるよね?
実際には、離乳食のあとは、そもそも洗い物までいきつくのも大変です。
これらを合間合間で赤ちゃんからの呼びかけに対応しながら同時進行で進めなければなりません。

そうしているうちに洗い物が終わらないままに次の離乳食の時間になることも多々‥


夫の主張②取り分けとか簡単な方法あるのでは?要領の問題?
簡単と謳っていても追加工程があったりその家庭には合わなかったり

取り分けとか冷凍とか、いつも作る大人の分から少し分ければいいんでしょ?
SNSでも離乳食を楽する方法よく見るし簡単でしょ。
実際には、大人分から取り分けたとしても追加工程が必要だったり、味付けの兼ね合いで大人の分をいつもと違う工程で作る必要があったり‥
どちらにしても、いつも作っている料理から一部をひょいと取ればいいという問題ではありません。

本やSNSで紹介されている方法も、実は工程の追加が必要とか、我が家ではこれはできないなといったこともたくさんあります。
要領以上の問題が大量にある

料理好きだし要領いい方だと思うし、ぱぱっと終わらせよう
真面目に作ろうと思うと(ある程度手を抜いても)、どう考えても工程が多くぱぱっと終わらせるなんて不可能です。
要領も少しは関係するでしょうが、それとは比較にならない問題が山積みなのです。
夫の主張③片づけが大変?拭くだけでしょ?
あらゆる部位にねじこまれた食事を掃除する大変さ

テーブルや椅子なんて大変って言ってる間にも拭いちゃえば片づけ終わりじゃん。
赤ちゃんの食後のテーブル、特に手づかみ食べが始まってからは想像を絶する汚さなんです。
あらゆる場所にご飯や野菜、納豆などがねじ込まれているんです。
食品なので放置するわけにもいかず、「ただ拭くだけ」の作業がものすごく大変な作業なんです。
楽する方法もあるけれど赤ちゃんの発達を優先

食べながら拭いたりできるだけ大人が口に持っていったりすればそもそもそんなに汚れないでしょ
そうやって食事をすれば食事中も食後もラクなので、母親としては正直そうしてしまいたい気持ちでいっぱいです。
ですが、食事を握って投げてすりこんでベチャベチャにして‥こういった過程で赤ちゃんは色々なことを学ぶそう。

ラクできる方法が分かっていながらも、ぐっとこらえて見守ってるんです
また、時間の都合などできれいなまま食事を済ませようとしても、赤ちゃんの触りたい・投げたい・落としたい等の欲求できれいにいかないパターンも。
④皆当たり前にやってるし周りでそんな愚痴聞かないよ?
大変さが分からない人には愚痴らないだけ

離乳食なんて皆あげてるのに、そんなに愚痴聞かないけどなぁ
それもそのはず、離乳食の言葉で表せない大変さは経験した人にしか分からないと皆分かっています。
そのため、子供のいなかった私に愚痴る人はほとんどいなかったし、ましてや男性に愚痴っても仕方ないと皆分かっているのです。
多くの人が大変な想いをしながら、愚痴を言いながらも頑張っているのです。

それでも旦那さんには分かってもらいたい気持ちを理解して
だったら細かいことまでは分からない俺に愚痴らなくて良くない?
旦那さんサイドからはそんな声が聞こえてきそうですが‥

旦那さんだけは分かってくれるはず
せめて旦那さんにだけは愚痴りたい
二人の赤ちゃんだから二人で共有したい
旦那さんには気持ち全部伝えたい
そんな想いで話しています。
実際の大変さを心底から理解してもらうのが難しいことは分かっています。
ただ、日々大変な想いをしながら必死で頑張っていること、共有したい気持ちであることを理解してもらいたいです。
まとめ
旦那さんたち、言葉では伝えきれない離乳食の大変さ、少し伝わったでしょうか?
奥さんたち、想像だけでは離乳食の大変さをどうも理解できない気持ち、伝わったでしょうか?
私自身、経験するまでその大変さを全く理解できずに軽視していたので、どんなに説明されてもどうも納得いかない気持ちも理解できます。
ただ、この記事で、少しでも離乳食に関する夫婦間のモヤモヤが軽減され、良い離乳食期間を送るきっかけになったら嬉しいです。
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